記録会のくだらなさに気付かぬ大人達
土曜日は娘のサッカーチームでの活動でした。
この日はコーンドリブルとか反復横とびとかダッシュ、持久走とか様々な種目をこなして記録をつけていくという昔からやっている記録会。
結局、サッカーの練習はほとんどなしでした。
この記録会というものは年に3回行われて、伸び幅の一番大きかった子が年に1回表彰される。
私はひねくれているのでこの記録会が嫌いです。
まず、子供の成長を数字で見てみようなんて大人のエゴでしかないと思う。
しかも学校で体力測定とかやってくれてるから間に合ってるし。
実際、記録の伸びを見て、「おー、成長したね~!」なんて子供と話すのも良いとは思うけど、あんたら数字にしないと子供の成長わからんの?って小一時間聞きたくなる。
子供って成長したり伸び悩んだりを繰り返しながら日々、すごいスピードで成長していく。
そんな日々の中で、子供の小さな変化に気付いてあげることが親や指導者の役目だと思うんです。
決して数字に表せないような小さな成長を見つけてあげて、褒めて認めてあげる。
そんな大人の元で成長していく子供達が一番成長するんだと思う。
しかも、こういった形で色んなタイムを取ったり、記録をしていくと
「誰が1位?誰がすごい?」
って必ず子供達は聞いてくるし、指導者達も子供達の記録を比べてしまう。
その子供の成長具合を数値化して見る為の記録会なのに、結局他の子と比べて伸び幅が良かった子に賞をあげるなんて本当にくだらない。
小学生年代だと成長のスピードもまだまだ差があるし、本人の過去の記録と比べるんだったらまだわかるけど、他の子と比べるもんじゃない。
それすらわからず、毎年のイベントだからと続けている娘のチーム。
あぁ、本当に辞めたい。。
まぁ、子供達は楽しそうだったから良いけど、貴重な練習時間を全部潰してまでやる事じゃないと思う。
普通に練習した方がサッカー上手くなるし。
でもきっとこれからも続けるんだろう、馬鹿げた「伝統」に気付かずに。。